ウレタン塗料

耐用年数

6~8年

塗装可能な外壁

窯業系サイディングボード、金属系サイディングボード、ALCパネル、モルタル、コンクリート、トタン

代表的な塗料

日本ペイント 水性ファンウレタン、エスケー化研 クリーンマイルドウレタン、関西ペイント アレスアクアレタン など
ウレタン塗料はアクリル塗料と同じく、1970年代以降外壁用塗料として普及しました。同時期に普及したアクリル塗料と比べ、耐久性に勝っており、塗料メーカー各社から様々な付加機能のついた塗料が発売されてきました。そのため現在
でもウレタン塗料のバリエーションは多く、古くから外壁塗装をされている業者や職人さんは、ウレタン塗料を勧めてくるケースもあります。しかし一般的にはシリコン塗料など後発の塗料と比べ耐久性が低く、外壁においては一部の高機能商品を除いて、取扱いは減少しています。

ウレタン塗料の特徴とメリット・デメリット

ウレタン塗料の主成分はウレタン樹脂です。近年ではあまり使われにくくなっている塗料です。しかし、機能性のバリエーションは多く、この樹脂は柔らかく高い密着性を持っているのが特徴です。
そのため、壁の形状にかかわらず高い密着性を保てます。
また、この塗料は色も種類も多く、万能な塗料と言われています。
価格が安いことも特徴の1つで、防汚性、施工面でも優れている塗料です。

メリット

柔らかいため密着性に優れているため
木材など時間の経過とともに変形してしまうような素材でも対応できます。
また、ひび割れがしにくく、下地に影響を及ぼしにくいので、メンテナンスがしやすいです。
万が一下地部分にひび割れが生じてしまった場合でも、塗膜まで影響を及ぼしません。

デメリット

シリコン塗料の耐用年数は10~15年に対して、ウレタン塗料の耐用年数は6~8年です。
外壁塗装の塗り替えの目安は10年に1度と言われているので、塗り替えが面倒だと思われる方はシリコン塗料の方が良いです。また、ウレタン塗料は光沢があり、高級感ある外壁に仕上がりますが、光沢保持率が低いです。