足場組立てが完了したら、外壁に浮いている所がないか調査していきます。
こちらのマンションの外壁材は磁器タイルです。
磁器タイルは大変固く、傷が付きにくく劣化にも強いため、外壁に最適な素材と言われています。
ですが磁器タイルも一年を通しての温度差や湿度、地震や経年劣化などによって部分的に浮きが発生する事があるため、タイルの欠損や落下を防止するための定期的な検査が必要となります。
タイルが浮いているのってどうやったら分かるの?と思われたでしょうか。
まずは目で見て、目地モルタルが欠損していたり、タイルにひび割れがないかを見ます。
あとは打診棒という専用の道具で打診調査を入念に行います。
写真のような金属の棒で壁の表面を軽く撫でていきます。
タイルが浮いている所は軽いカラカラという乾いた音がするので、再度そのあたりを軽く叩いてどのタイルが浮いているかを特定し、テープでマーキングしていきます。
こんな棒を持って壁を撫でている作業員をどこかで見かけたら「あ!打診調査してる!」と思ってくださいね^ ^
次回は浮いたタイル部分を修繕していきます!
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